当カウンターでは、住宅会社選びや家づくりの段取りについて、よくご相談をいただきます。その際、土地選びも合わせて、ご相談を受ける機会も多々あります。今回は、土地選びの注意点について、2名のスタッフがお伝えします。家づくりと合わせて土地選びを考えているあなたのヒントになれば幸いです。
※下記のやりとりは、YouTubeでも視聴できます。
【後悔しないように! 失敗談から学ぶ】注意したい土地のこと3選
M:今回はどんなテーマでしょうか?
O:今回のテーマは、【後悔しないように! 失敗談から学ぶ】注意したい土地のこと3選です。ハウジングこまちの読者から寄せられた後悔の声をもとに土地にまつわる失敗談から「注意したいポイント」を解説します。
M:その土地で暮らしてみて気づいて後悔すること、あるんですね。
O:そうですね、気づいて後悔しないように事前に失敗しないために、注意したい土地のことチェックしていきましょう。 土地を選ぶときにどこをポイントに置く方が多いと思いますか?
M:価格や学校区、ご実家との距離感などを優先される方が多いと感じています。
O:その通りです。しかし、今日お話しする内容は実際に暮らしてから気づくケースが多い後悔ネタです。 土地を検討する際にぜひ、押さえていただきたいポイントです。 さっそく皆さんから寄せられた注意したい土地のこと3選を発表します。 1つ目「前面道路の幅員が狭い」、 2つ目「近くにごみステーションや公園がある」、 3つ目「工場など音や匂いが気になる」です。
M:なるほど、検討するときに気づかなそうですね。
【注意したい土地のこと、その1】前面道路の幅員が狭い
O:幅員という言葉は聞きなれないかと思いますが、道路の幅を意味します。 幅員が狭くて大変だという具体的な理由として挙がっているのが、駐車しにくい、冬場の雪で困るからという理由でした。
M:新潟の冬は雪が降るので、確かに前面道路が狭いと出し入れが大変そうですね。
O:そうですね、除雪車が雪を除けるとさらに幅員が狭くなりますので、車の出し入れは大変かと思います。道路の幅員、要チェックですね。
M:道路の幅もそうですけど、迂回しにくかったり、大通りに面していたりと、いろいろなタイプの土地がありますからね。
O:暮らす家族の年齢だったり、車の利用頻度だったり、土地の形状だったりと様々な要素を踏まえて検討する中で、幅員も注意が必要と言えます。
M:一方、幅員が広くなくても問題なかったというお声もありますよね?
O:そうですね。例えば自家用車がコンパクトだったり、敷地の形や広さに余裕があれば、問題ないケースもあるかと思います。
M:なるほど、条件や価格も含めて検討したいところですね。
【注意したい土地のこと、その2】近くにごみステーションや公園がある
O:はい、では続きまして注意したい土地のこと2つめ 「近くにごみステーションや公園がある」について解説します。
M:ごみステーションに近いと便利な感じがしますが、実際に暮らしてみると違うものなのですね?
O: ごみステーションや公園、電柱など、特に新興住宅地では区画によって付随する場合があります。 その分土地代に価格差はありますが、失敗やトラブルの原因になる場合もあります。事前にメリット・デメリットを考慮した上で、購入を決めた方がよいでしょう。
M:プライバシーの部分で、確かに気になりそうですね。
O:そうですね、ごみステーションの開閉音が響きますしね…。
M:一方、「かえってごみステーションが近くにあってよかった」というお声もありますね。
O:はい、なんといっても近くで便利。朝の出勤時にさっとゴミ出しできますからね。
M:うらやましい一面もありますね。
O:公園や電柱などによっても価格が変わるケースもありますよ。しかしながら、公園に隣接する土地を選び、お子様のボール遊びで迷惑してしまったり、敷地内に電柱があるために間取りに制限が掛かってしまうなどのケースもありますので、メリットとデメリットを比較して決める必要があるかと思います。
M:そうですね、じっくり検討いただきたいですね。
【注意したい土地のこと、その3】工場など音や匂いが気になる
O:工場地帯から近い住宅地は音やにおいなどを後で確認することがあります。 暮らして慣れていくことがほとんどですが、事前に時間を変えて確認に行くのがおすすめです。 そのほか、飛行場や線路の近くなども同様。音が気になるタイプの人は事前にチェックしくことをおすすめします。
M:住めば都といいますが、慣れるまでは時間がかかるものでしょうか。
O:そうなんです、「暮らすうちに気にならなくなった」という意見も多くあります。 私も線路の近くに住んだこともありますし、総菜工場の近くに暮らしたこともあるのですが、暮らしてみると特に気にならなくなりました。
M:それよりもお得な価格設定だったり、自分たちの暮らしやすい立地だったとしたら、妥協してもいいポイントかもしれませんね。
O:ここまで注意したい土地のこと3選について解説しましたが、印象的だったのはポイントはありましたか。
M:はい。価格表や現地を見ただけでは分からないポイントが多くあると感じました。特にごみステーションや公園などの施設は、気にならなそうでしたが。
O:ほかにも、ガスや水道の引き込みなど、細かい部分もプロの説明を受けた方がよいと思います。 最近では、ハザードマップを機にされる方も多いので、市役所のページで事前に確認してみてはいかがでしょうか。
M:住宅もそうですが、土地も家づくり初心者の皆様にとってわからないことも多いと思いますので、ぜひ事前に確認していただきたいですね。