【家づくり、はじめの一歩】見るべきポイントは5つ!信頼できる住宅営業マンの見極め方
家を建てる方が一番悩み、一番時間を掛けがちなのが「住宅会社選び」です。
ハウジングKomachiの調査によると、住宅会社選びに掛けた期間の平均は約4カ月です。
住宅相談窓口「ハウジングKomachiカウンター」を利用される多くの方も住宅会社選びで非常に悩んでいる様子です。
そんな皆様から寄せられる声で多いのが「住宅会社の決め手はどんなところでしょうか」や、「信頼できる住宅営業マンの見分け方はどんなところでしょうか」という声です。
今回はハウジングKomachiに寄せられた読者の声、そして私、ハウジングこまち編集長・大堀が携わった住宅営業マンの個人的な印象をもとに、「信頼できる住宅営業マンの見極め方」と題し、ポイントを解説してまいります。
今回の記事は、主に次のような悩みや不安、迷いをお持ちの方に向けてお伝えします。
●これからハウスメーカーや工務店、建築事務所などの住宅会社に足を運んでみようと考えている方
●家づくりを進めている中で、どの住宅会社にしようか決め手を欠いている方
※今回の内容は、YouTubeでも視聴できます。
【信頼できる住宅営業マンの見極め方①】やり取りの速度を確認する
これは、住宅営業マンだけには限りませんが、メールや電話などによる質問に対して迅速に対応してくれるタイプの人はお客様想いである可能性が高いと思います。
もちろん、その担当者の忙しさや業務量にもよりますが、お客様想いの担当者は早く解決してあげたいと思う思いやりにあふれているといえます。
特に家を建ててからの急なトラブルやメンテナンス対応など、スピーディーに対応してくれると非常に助かるでしょう。
予定を問いかけているのになかなか返事がこず、計画が立てにくかったり、連絡しても折り返しの連絡がなかったり。
そんな担当者はどうしても信頼ができかねるのが現実化と思います。
契約前にさまざまなやりとりから、対応のスピードや質を見極めることができるでしょう。
【信頼できる住宅営業マンの見極め方②】提案力を確認する
家づくりは皆さん初めての方が多いことと思いますが、一生に一度の大きな買い物なので、受け身になりがちです。
漠然と「こんな風にしたい、こんなセンスの雰囲気がよい、このくらいの予算を希望したい」とイメージで伝えがちですが、
そんなふんわりした希望や要望を適時に理解してくれて、分かりやすく表現してくれる提案力の優れた営業マンが望ましいですね。
さらには、社内のチームワークを活用して、設計担当者に的確に伝えてくれてさらに上を行く提案を受けられれば、満足度も高まると思います。
初期段階では、家族の家に対する要望をしっかりと汲み入れてくれて、土地探しや家の提案などをトータルで丁寧な提案をしてくれるその姿勢を確認してみてください。
さらに、営業マンは女性 男性、年齢や役職もさまざま。自分たちがどんなタイプの人物像と家づくりをしたいのかを夫婦で話し合い、
「この人なら信頼して任せられる」と確信したパートナーと家づくりを進められたら理想ですね。
【信頼できる住宅営業マンの見極め方③】記憶ではなく記録で管理しているか
ハウジングKomachiに寄せられるトラブルで多いのが、「言った言わない」で生じたトラブルです。
お客様想いでそのための管理が徹底されている担当者であれば、様々なツールを用いてトラブル回避を行っています。
例えば、最近では家族と担当者のコミュニケーションを見える化できるような電子ツールや、打ち合わせの議事録の複写をファイル化したりと丁寧に対応してくれるのが望ましいですね。
一方よくあるトラブルで寄せられるのが、契約後の言った言わないトラブルです。
特に大きなお金が関わるオプションのサービスや必要な設備の採用 不採用など、管理が徹底されていれば防げるトラブルです。
もちろん、担当者レベルで防げるものばかりではありませんが、契約する前に企業と担当者の管理体制について見極めて、信頼のおけるパートナー選びの参考にしてください。
【信頼できる住宅営業マンの見極め方④】実績を優先していないか
住宅会社も住宅営業マンも家を建てるユーザーができるだけ予算を掛けて家づくりをしてくれたほうが業績が上がるので望ましいと考えます。
しかし、本当のお客様想いで本質的にユーザーに寄り添った家づくりを願う担当者は、
しっかりとお客様に適した住宅ローンの借り入れや頭金の予算などを考慮した家づくりを提案してくれます。
そんな信頼できる住宅営業マンかどうかは、提案の仕方で見極めることができると私は考えます。
そのために、自分たちの予算は事前に調べたり検討したりすることが大切です。
自分たちの予算と建てたいイメージを伝え、親身になって寄り添ってくれるかどうかを物差しに、
誠実に対応してくれる担当者かどうかを確認する必要があると思います。
【信頼できる住宅営業マンの見極め方⑤】言葉の使い方が丁寧かどうか
重ねてお伝えしていますが、住宅はご家族にとって非常に大きな買い物です。
一度契約すると後戻りは難しく、家を建てている途中に担当者が辞めてしまったり、会社が倒産してしまう場合のリスクは計り知れません。
そのために信頼できる住宅営業マンと信頼できる企業選びは非常に重要になってきます。
出会った時から込み入った相談をしている最中で信頼度を見極める手法として「言葉遣い」が割とキーワードになると思います。
私もさまざまな企業の担当者の方と交流をしますが、やはり真剣に提案してくれて親身になってくれる人の共通ポイントは言葉遣いが丁寧で正しいことです。
フレンドリーなタイプの方、信頼度の高い方は、丁寧に言葉を選んで対応してくれます。
一方、せっかく説明を受けたいと時間を取って足を運んでいるのに、ないがしろな対応を受けたり、何度かやり取りをしていくうちに友達のような会話口調になったりと・・・。
そんななかから信頼が破綻するケースも少なくありません。
住宅会社の決め手にもなる!住宅営業マンとの相性
さて、今回は「信頼できる住宅営業マンの見極め方」と題しまして5つのポイントをお伝えしました。皆さんいかがでしたでしょうか。
住宅選び、さらには担当者となる営業マンを決める際に、ぜひ確認していただきたいポイントについてお伝えしました。
地味に「言葉遣い」は誠実性と教養を図る物差しになるのではないかと個人的に感じています。
家づくりを進めていく際に、お互い気持ちよく、家族にとって幸せな家づくりと新居での快適な暮らしを継続するために、
ぜひ慎重に営業マンを見極めていただきたいと思います。今回のテーマが皆様の家づくりの参考になれば幸いです。